『亜鉛』は薄毛に効果的ということをよく聞きますが、亜鉛が薄毛に効果的なのは本当なのでしょうか。
また、なぜそのように言われているのかを調べていきます。
まず、髪の毛はケラチンと言われるタンパク質で生成されています。
髪の毛の約90%がこのケラチン(タンパク質)であり、髪の毛を作るのに非常に重要な役割を果たしているのです。
また、このケラチンはアミノ酸の一種であるシスチンを中心とした18種類のアミノ酸で構成されているのです。
そしてそのベースとなるのがメチオニンと言う必須アミノ酸です。
このメチオニンは体の中で生成されることはないので食品から摂取するしかないのです。
次に『亜鉛』の役割についてですが、上記で説明した髪の毛の90%を占めるケラチン合成の役割を担う効果があります。
つまり、亜鉛が体内に不足していると新しい髪の毛が生成されないということになります。
『亜鉛』は髪の毛を生成するのになくてはならない栄養素なのです。
さらに、亜鉛には5aリダクターゼ酵素を抑制する効果もあるといわれています。
5aリダクターゼは薄毛(AGA)の原因に大きく関わってきますので、この効果も薄毛を改善するのに重要な役割といえるでしょう。
5aリダクターゼと薄毛の原因についての詳細は
薄毛の『原因』と『改善方法』
の記事を参照してください。
同様に5aリダクターゼの働きを阻害する『フィナステリド』という成分があり、フィナステリドが配合されて内服薬があります。
フィナステリド配合の内服薬の効果や詳細についてはフィナロイドの効果と効果が現れるまでの期間 の記事を参照してください。
亜鉛は体内で生成されることはないので食品やサプリメントから摂取するしかありません。
亜鉛を含む食品は生牡蠣、煮干、豚レバー、いわし等ですが、普段から頻繁に摂る食品ではありません。
薄毛でなやんでいる人はサプリメント等で積極的に『亜鉛』を摂取するようにしましょう。
また亜鉛の吸収を助ける栄養素としてビタミンB群・ビタミンCがあげられます。
亜鉛だけを摂取するのではなく、ビタミンB群やビタミンCを同時に摂取することで亜鉛の効果が発揮しやすくなると言われています。
逆にカフェインは亜鉛の吸収を阻害する成分となりますのでカフェインの摂取は控えるようにしましょう。
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