育毛サプリは期待できない？3つの有効成分以外で薄毛は治らない！

薄毛で悩む人で育毛サプリを使用している人が増えてきています。

ネットの広告でもよく見かけますが、育毛サプリで薄毛を治すことは期待できません。

よく育毛サプリの使用前と使用後の比較写真で効果があるように見える広告やブログを見かけますがまず有り得ないでしょう。

まずサプリメントに医薬品に含まれるような有効成分を配合することはできませんし、そのサプリで薄毛が治るのであれば世の中からハゲがいなくなるでしょう。

男性の薄毛はほとんどがAGAだと言われています。
※AGAとは男性型脱毛症のことで、思春期以降に頭頂部や前部、もしくはその両方から髪の毛が薄くなるのが特徴です。

AGAを改善するためには下記の3つの成分以外の成分は発毛効果が期待できません。

・ミノキシジル

・フィナステリド

・デュタステリド

育毛サプリには上記のような有効成分は配合されていません。

中には臨床試験結果で発毛効果があったとうたっている成分もありますが、それらは厚労省から認められた成分ではありませんので発毛効果は期待できません。

発毛効果のあるミノキシジルとは

ミノキシジルは発毛効果が認められている成分で日本では有名なリアップという発毛剤にも配合されています。

ミノキシジルは血管を拡張させる作用があり、もともとは高血圧の薬として使用されていました。

ミノキシジルは血管を拡張するため、髪の毛に必要な栄養が毛根まで届くようになり、髪の毛が生えると言われる事がありますが、ミノキシジルによって発毛する正確な理由は分かっていないようです。

フィナステリドも発毛効果が認められている成分ですが、フィナステリドは髪の毛を生やすというよりも、AGAの進行を止める働きがあります。

AGAによって薄毛が進行する大きな原因はヘアサイクルが乱れる事です。

ヘアサイクルとは髪の毛が生えてから成長し、抜けるまでのサイクルを言います。

全ての髪の毛は成長期、休止期、退行期のいずれかにあたるのですが、AGAの人はこの中でも成長期が短くなってしまうのです。

話を戻しますがフィナステリドはこの乱れたヘアサイクルを正常に戻す効果があります。

ヘアサイクルが乱れる原因はDHT（ジヒドロテストステロン）という悪性の男性ホルモンが発生するためです。

DHT（ジヒドロテストステロン）はテストステロンという、男性ホルモンと5aリダクターゼという還元酵素が結合することによって発生するのです。

フィナステリドはこの5aリダクターゼの発生を抑制する働きがあり、結果的にヘアサイクルを乱れさすDHT（ジヒドロテストステロン）の発生を抑制することに繋がっているのです。

フィナステリドによってヘアサイクルは正常に戻り生えてくる髪の毛もしっかりと成長していくのです。

フィナステリド配合の薬として有名なのがAGAクリニックでも処方されているプロペシアです。

デュタステリドは発毛効果が認められている3つの成分の中でも1番新しい成分です。

デュタステリドはフィナステリド同様にAGAの原因であるDHT（ジヒドロテストステロン）を抑制する働きがあります。

フィナステリドの説明にも記載しましたがDHT（ジヒドロテストステロン）の原因となる5aリダクターゼですが実は5aリダクターゼにはI型とII型が存在し、フィナステリドはこのうちのI型を抑制する働きしか無いのに対してデュタステリドはI型II型両方を抑制する働きがあるのです。

何度も申し上げますが薄毛を治す為にはフィナステリド、ミノキシジル、デュタステリドといった有効成分が必要です。

そしてその3つの成分の役割を考えると効果的な成分はミノキシジル＋デュタステリド、もしくはミノキシジル＋フィナステリドという組み合わせになります。

フィナステリドとデュタステリドは効果が同じなので一緒に使用しても意味がありません。

ミノキシジルで生えなくなった髪の毛を生やし、フィナステリドやデュタステリドでヘアサイクルを戻すという流れです。

育毛サプリを完全に否定するわけではありませんが、薄毛を治す為に育毛サプリを使用するのであれば効果はないということです。

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ミノキシジルとデュタステリド配合の『爆毛根ローション』は効果あり？2つの有効成分の特徴と効果
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フォリックスFR16の効果がすごいと話題に！ミノキシジル16％とフィナステリド配合で大人気の発毛剤！
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