発毛剤で有名になった大正製薬リアップの特許切れにより、他社からも発毛剤が発売できる様になりました。
今後同様の発毛剤がどんどん出てくると思います。
大正製薬のリアップはCMでもよく見ると思いますが、育毛剤ではなく「発毛剤」と言っています。
まず、発毛剤とは何なのか、なぜ発毛剤と言っているのかをご存知ですか?
今回は特許が切れたリアップの成分や発毛剤と言われている理由、また発毛剤は効果があるのかを説明していきます。
リアップが発毛剤と言われている理由
ご存知の方も多いと思いますが、リアップが発毛剤と言っているのは配合されている成分にあります。
リアップにはミノキシジルという成分が配合されており、このミノキシジルが発毛効果があると認められているためです。
日本で発毛剤として販売できるのはこのミノキシジルが配合されているものだけになります。
大正製薬はこのミノキシジルを配合した育毛剤(発毛剤)を開発し、特許をとったのです。
発毛効果が認められているミノキシジルが配合されているということでリアップは爆発的に売れました。
そしてこの特許がが切れたことによりまず1番に後発薬を販売したのがアンファーのスカルプDメディカルミノキです。
メディカルミノキはリアップとほぼ同じ金額で販売されていますが、今後他社から低価格で発売される発毛剤も出てくることが予想されます。
ミノキシジルとは
ミノキシジルは元々高血圧の薬として開発されましたが服用患者に発毛の効果(副作用)が多くみられたので発毛の薬としての研究が進められ、現在ではAGA治療の薬として多く使われています。
ミノキシジルは血管の拡張作用があり、生えてこなくなった髪の毛を生やす効果があります。
しかし、ミノキシジルには副作用が発症する可能性もあります。
リアップやメディカルミノキの様な塗布するタイプの外用薬では副作用が発症する可能性もかなり低くなります。
ミノキシジルの副作用詳細については
ミノキシジルの副作用
の記事を参照してください。
発毛剤は効果があるのか
リアップやメディカルミノキといったミノキシジルが配合された発毛剤は効果があるのでしょうか?
結論から言うと髪の毛を生やす効果はありますが薄毛が治ったと実感できる程の効果は期待できません。
髪の毛を生やすことができる成分が配合されているのに効果を実感できないと言われると不思議に思うかもしれませんが、その理由はAGAの大きな原因がヘアサイクルの乱れによるものだからです。
ヘアサイクルとは髪の毛が生える、成長する、抜けるというサイクルのことを言い、AGAの人はこのサイクルが乱れることで薄毛が進行していくのです。
ヘアサイクルの詳細については
【必見】発毛サイクル(ヘアサイクル)の乱れがAGAの主な原因!発毛サイクル(ヘアサイクル)を正常に戻すことでAGAを改善する!
の記事を参照して下さい。
ミノキシジルは生えなくなった髪の毛を生やす効果は期待できますが、ヘアサイクルが乱れたままだと生えた髪の毛が成長する前に抜けてしまいます。
私も数年前にリアップを使用したことがありますが、使用して1カ月程経過すると細くて短い抜け毛が多くなりました。これは生えた髪の毛が成長する前に抜けた考えられます。
ヘアサイクルを通常に戻す必要がある
ヘアサイクルが乱れるのは強力な男性ホルモンであるDHT(ジヒドロテストステロン)が体内で生成されるためです。
DHT(ジヒドロテストステロン)は男性ホルモンの一種であるテストステロンと5aリダクターゼという還元酵素が結合することによって発生します。
このDHTの発生を抑制するためにはフィナステリドもしくはデュタステリドという成分が必要になります。
どちらの成分も5aリダクターゼを抑制する効果があるため、DHTの発生を抑制することになるのです。
つまり、AGAを改善するためにはミノキシジル+フィナステリドもしくはミノキシジル+デュタステリドが一番効果的だと思います。
しかし、日本で発売されている発毛剤はミノキシジルを5%配合したものしかありませんが個人輸入で購入するのであればミノキシジルとデュタステリドが配合された発毛剤が存在します。
その発毛剤は『爆毛根ローション』です。
爆毛根ローションはミノキシジルが7%配合されており、さらにデュタステリドも配合されている塗布するタイプの発毛剤です。
副作用が恐くて内服薬を服用するのは嫌だという人はぜひ爆毛根ローションを試してみてください。
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